ツッコミどころ満載⁈チチカカ湖のおもしろツアー
オラ!
ペルーとボリビアにまたがるチチカカ湖。
このチチカカ湖にウロス島という島があり、そこへ行くツアーに参加したのですが、このツアーが「そんな安くていいんかい!」「手漕ぎじゃないんかい!」などツッコミどころ満載で、おもしろかったので紹介したいと思います!
チチカカ湖とは
チチカカ湖はペルー南部とボリビア西部にまたがる淡水湖で、チチはピューマ、カカは岩を意味します。
湖の形がピューマに似ていることが由来なんだとか。
そして、この湖は標高約3800mのところにあり、船などが航行可能な湖として世界最高所と言われています。
ウロス島とは
チチカカ湖にある約40の浮島を総称してウロス島と言います。
これらの浮島はトトラと呼ばれる葦を積み重ねてできています。
島だけでなく、家や船もトトラ葦で造られています。
ツッコミどころ満載ツアー
そんな安くていいんかい!
チチカカ湖に水上生活をしている人たちがいると聞き、ツアーに参加することにしました。
チチカカ湖にはウロス島のほかにもいくつか島があり、1日ツアーだとウロス島とタキーレ島というところに行けます。
最初はその1日ツアーを探していたのですが、あるツアー会社に話を聞くと、「今(12時ごろ)からウロス島だけに行く3時間ほどのツアーがあるから参加しないか?」とのこと。
値段は本来35ソル(約1170円)のところを20ソル(約670円)でいいからと言われましたが、今日行くつもりはなかったので、しぶっていたらなんと15ソル(約500円)にしてくれました笑
半額以下で「そんな安くていいんかい!」とツッコミたくなるような値段になったのでそのツアーに参加することにしました。
ガイドじゃないんかい!
ツアーは今からとのことでしたが、カメラを取りに宿に戻りたいと伝えると、宿に迎えに来てくれることに。
部屋にカメラを取りに行き待っていると、ツアー会社の人がタクシーとともに現れました。
このタクシーに乗り、港近くまで運んでもらった後そこからウロス島へ行く船まで歩いて向かいます。
ここで一緒にタクシー乗っていたツアー会社の人は別の人にバトンタッチ。
一緒にタクシーに乗っていた人がガイドでなければ、この人がガイドなのかと思っていました。
「どこから来たんだ?」なんて話をしながら歩いていたのですが、数十メートル歩いたところでいきなり「この人について行ってくれ」と言われ、またもや別の人にバトンタッチ。
え?あなたの仕事それだけ?
数十メートル運ぶだけの仕事ではたしていくらもらえるのか不思議に思いつつ、バトンタッチされた人に付いていったら今度こそ船に着きました。
なぜ地面にそんなものが…恐ろしいわ!
そんなこんなでツアーの始まりです。
船で数あるウロス島のうちの1つに向かいます。
そこでは島の住人が出迎えてくれ、まずチチカカ湖とウロス島について説明がありました。
手作りの模型を使いながらの説明の後、島の散策です。
島にある家の中はこんな感じ。
湖の水で洗濯をして
家の屋根で干すみたいです。
こんな風に色々と見て回りながら島をぶらぶらしていたら、地面にあるものを見つけました。
包丁⁉︎
なぜ地面に包丁が…
これが島の日常なのか、どうなのかは謎のままですがなんにせよ恐ろしいわ!笑
最初からツアーに組み込んどけや!
いろいろな発見があった島の散策の後は、島の住人たちによる歌の披露がありました。
何曲か歌った後、なんと日本語で「チューリップ」を歌ってくれました。
まさかこんなところで日本語を聞けると思っていなかったので、なんだか嬉しかったです。
歌の披露が終わり、次は別の島に行くとのことでした。
このとき、希望者は10ソル(約330円)を払ってこのようなトトラ葦で造られた伝統的なボートで移動することができます。
僕は見るだけでいいやと思い、乗ろうとしなかったのですが、他の観光客もあんまり乗ろうとしてませんでした。
最初にボートに乗った観光客は数人だけで、住人たちが僕らに向かって「アミーゴ!」「ハポン(日本)!」と声をかけてきます。
結構粘り強く声をかけてくるので、仕方なくという感じで乗っている人もいましたが、僕は結局乗らず、「こんなことになるなら、最初からツアーに組み込んどけよ!」と思っていました。
手漕ぎじゃないんかい!
伝統的なボートに乗らなかった人たちはもう少し1つ目の島を散策する時間があったので、物見やぐらのようなところに登り、景色を眺めていました。
そこからはウロス島の他の島を見ることができて、良い眺めでした。
しかし、ここで思わぬ光景が!
さっき島を出発したボートです。
トトラ葦でできた伝統的なボートなんですが、よく見るとその手前にはモーターボート?
残念なことに手漕ぎではなく、伝統的なボートをモーターボートで押していました笑
きっと普段からモーターボートで移動してるんだろうな…
嘘だったんかい!
島のボートに乗らなかった人たちも普通の船で2つ目の島へと向かいました。
ただ、この島はいかにも観光客用という感じで、レストランがあるだけで特に面白みのないところでした。
この島で特にやることもなかったので、しばらくぶらぶらしていたら次に行くとのこと。
このツアーを申し込むときに3つの島に行くと聞いていたので、もう1つの島に行くのだと思っていました。
1つ目の島でウロス島の暮らしは見たので、3つ目の島ではこれ以上何があるんだと少しワクワクしていたのですが、結局3つ目の島行きませんでした笑
これにてツアー終了です。
3つの島に行くというのは嘘だったみたいです。
まあ、これ以上島行っても1つ目と大差ないと思うので、別に良かったんですが。
最後に
正直このウロス島へのツアーは観光地化されていて、これが本当の住人の暮らしなのかは分かりませんでしたが、ある意味面白いツアーでした笑
15ソルでこのおもしろツアーに参加できたと思えば、満足です。
チチカカ湖を訪れた際はぜひこのツアーを体験してみてください!
では、グラシアス!