コロンビアの「Veneciaコーヒー農園」へ。コーヒーの世界は深かった!

オラ!
 
 
コーヒー好きだけど、
どうやってコーヒーが作られるかよく知らない!
 
ということで、コロンビアのマニサレス近郊にあるVeneciaコーヒー農園でコーヒーの勉強をしてきたので、その様子をお伝えします!
 
 
<目次>

 

 
 

Veneciaコーヒー農園

Veneciaコーヒー農園はマニサレスという街から約10kmのところにあります。
 
また、農園の中には宿泊施設があり、ドミトリーだと朝食付きで一泊32000コロンビアペソ(約1200円)で泊まることができます。
嬉しいことにコーヒーは飲み放題です!
 

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宿泊施設の様子
 
 

コーヒーツアー

この農園は宿泊できるだけでなく、コーヒーがどのように作られるか学ぶことができるツアーも開催しています。
 
朝9時半から約3時間かけて行われ、ツアーの料金は50000コロンビアペソ(約1800円)です。
 
 

コーヒーの説明

まず、ガイドの方からコーヒーの品種やコーヒーができるまでにどのような過程を経るのか説明があります。
 
コーヒーの品種には2種類あり、1つがアラビカ種、もう1つがロブスタ種
この農園ではアラビカ種が育てられているとのこと。
 

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これがコーヒーの木で
 

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これがコーヒーの果実です。
 
Venecia農園では果実をひとつひとつ手で収穫するそうです。
 
そして、このコーヒーの果実から豆を取り出すわけですが、その取り出し方には2つの方法があると言います。
 
1つは収穫した果実を乾燥させ、その後皮をむくという方法。
 

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右のビンに入っているのが果実を乾燥させたもので、
左のビンに入っているのが乾燥させた果実の皮をむいたものです。
 
もう1つの方法では、まず収穫した果実の皮をむき、発酵させた後水洗いします。
次にそれを乾燥させると別の皮に覆われた状態になるので、最後にそれをむくことで豆を取り出すことができます。
 

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右のビンに入っているのが皮をむき、発酵、水洗い、乾燥させたもので、
左のビンに入っているのが右のビンに入っている果実の皮をむいたものです。
 
コロンビアでは主に後者の方法が用いられ、こちらの方法は前者の方法よりも手間がかかる分、高品質なコーヒー豆ができるそうです。
 
ちなみにコーヒー豆の生産量第1位の国はブラジル、2位がベトナム、3位がコロンビアなのですが、ブラジルとベトナムは手間のかからない前者の方法を主に用いているとのことです。
 
 

コーヒーの試飲

果実からコーヒー豆を取り出したのですがこの状態ではまだ生豆なので、この豆を焙煎する必要があります。
 
焙煎とは、コーヒーの生豆を炒る加熱作業のことで焙煎の深さによって味、香りが変化します。
 
ここでは、焙煎の違いによって作られたコーヒーを実際に飲ませてもらいました。
 

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右から左にかけて焙煎が深くなっていて、深いほど色が黒くなっています。
 
これにお湯を注いで飲み比べをしたのですが、焙煎が浅いものは苦味は少なく、酸味・甘味を感じました。
逆に焙煎が深いものは苦味が強かったです。
 
焙煎が深いほどカフェインが多く含まれるとのことなので、徹夜する際には深煎りしたコーヒーがおすすめです笑
 
 

工場見学

コーヒーを試飲したあとは加工工場に行き、実際に果実から豆を取り出して袋詰めされるまでを見学しました。
 

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まず、この銀色のところに収穫した果実を水とともに通します。
 
ここでは何が行われるかというと、果実の沈み具合によってコーヒー豆の品質を分けます。
果実が沈めばそれだけ実がつまっていて、品質が良いということです。
 
この過程を経てコーヒー豆はそれぞれのグレードに分けられます。
 
選別された豆はさきほど説明したとおり、皮がむかれ、発酵、水洗いされます。
 

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そのあと、ここで乾燥させ皮をむきます。
 

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皮がむかれたあともここでさらに品質が分けられます。
 
下から風を送ることで重く高品質な豆は左に、軽く低品質な豆は右の仕切りに入っていきます。
ここで右に入った豆は、果実の段階で下のグレードに分けられた豆と一緒になるそうです。
 

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こうして選別されたコーヒー豆が袋詰めされ、さまざまなところに輸出されます。
 
日本にも多く輸出されていて、UCCコーヒーキーコーヒーなどがこの農園のコーヒー豆を使っているとのことです!
 
 

最後に

約3時間のコーヒーツアーでコーヒーがどのように作られるか大まかな流れを知ることができました。
 
しかし、それと同時にコーヒーの世界の深さも知って、まだまだ知らないことがあるんだろうなと感じました。
コーヒーについてもっと知りたくなったので、日本に帰ったら勉強したいと思います!
 
 
では、グラシアス!